自己制御型ヒーター(オート・トレース)の秘密
〜 安全な温度コントロール、優れた耐久性、簡単施工、そのうえ省エネ 〜
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低温時=高い出力
2
周囲温度が低い部分ではヒーター発熱体の収縮により炭素の結合状態が密になり電流が多くなるため、ヒーター出力が増加します。
温暖時=低い出力
周囲温度が暖かい場合ヒーター発熱体の膨張により炭素の結合が離れ電流が部分的に分断されるため、ヒーター出力が減少します。
ヒーター出力
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高温時=最低熱出力
周囲温度
周囲温度が既に高い場合、ヒーター発熱体の膨張により炭素の結合状態がほとんど切断され、ヒーター出力は更に減少します。
自己制御型ヒーター(オート・トレース)の利点
安全と信頼性
・自己制御性による過熱回避
・ヒーターが交差する事による過熱の危険性が無い
・メンテナンスがほとんど不要
容易な施工
・ヒーターは自由な長さにカットして使用可能
・複雑な形状の箇所へも適用可能
省エネルギー効果
・周囲温度に応じて、熱出力を可変して消費電力を最適化
防爆対応システム
・オート・トレースを使用したヒーティングシステムは安全増防爆構造に適合するものとして、
労働省の型式検定に合格しています。1種・2種の危険場所においても特別に許可申請の必要はなく、
他の型式検定合格機器と同じく使用できます。
自己制御型ヒーター(オート・トレース)の構造
母線導体
自己制御性発熱体
絶縁被覆
銅メッキ銅編組
外層被覆
銅線にニッケルメッキを施した導線で発熱線ではありません。
発熱体に電圧を印加します。
導電性ポリマーと放射線架橋技術を結合することにより生まれた
抵抗体素子で、2本の導線全長にわたり無数の並列回路が形成されています。
ポリオレフィン系またはフッ素系樹脂を使用した被覆材で、発熱体を電気的及び機械的に保護します。
この銅編組はアースとして使用すると共に、ヒーターを機械的なダメージから保護します。
この外層被覆は発熱体、絶縁被覆、銅編組を機械的なダメージから保護します。(ポリオレフィン系樹脂)